論文 47 7つの大邸宅界

   
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論文 47

7つの大邸宅界

創造者の息子は,ユランチア在中に「父の宇宙の中の多くの大邸宅」について伝えた。ジェルーセムを包囲する56個すべての世界は、ある意味で上昇する人間の過渡的文化に注がれるが、より明確には,第一世界の7個の衛星が、大邸宅界として知られている。

第一変遷世界自体は、サタニア配属の終局者部隊本部であり、全く単独に上昇活動に向けられる。この世界は、終局者の10万以上の仲間のための本部として現在役目を果たし、これらの各集団には栄光を浴した1,000名の存在体がいる。

1体制が、光と人生に落ち着くと、また大邸宅界が、1大邸宅界ごとに人間-訓練拠点としての務めをやめると、大邸宅界は、これらの古く、より高度に完成している体制に集まる増加傾向の終局者人口により占拠される形になる。

7大邸宅界は、モロンチアの監督とメルキゼデク系に託されている。各世界には、ジェルーセム支配者達を直に手伝う知事代理がいる。ユヴァーサの調停者は、各大邸宅界の本部を維持するが、技術顧問の地方の集合場所は、本部に隣接している。逆戻り監督と天の熟練工は、これらの各世界に集団本部を維持する。スパイロンガは、第2大邸宅世界から前方で機能し、一方、7大邸宅のすべてには、他の過渡的文化惑星や本部世界と同様、標準的創造のスポーナーギアが豊富に提供されている。

1. 終局者の世界

終局者と救出された子らとその世話係の特定の集団のみが、過渡的世界第一号に居住してはいるものの、全階級の精霊存在体、変遷の必滅者、および学生の訪問者のもてなしに備える。これらの全世界で機能するスポーナーギア系は、彼らが認識できるすべての存在体の手厚い主人役である。彼らは、終局者に対し漠然とした感情があるが、はっきりとは見えない。彼らは、あなたの現在の物理的状態で天使がするようにそれらを見るはずである。

終局者の世界は、絶妙の物理的美と並はずれたモロンチア潤色の球体であるのだが、終局者の寺院である活動中心部に位置するすばらしい精霊の住まいは、物質的、あるいは初期の助けを受けないモロンチア視覚には見えない。しかし、エネルギー変成者は、上昇する人間にこれらの現実の多くをはっきりと描かせることができ、時々、こうして、この文化的球体における大邸宅世界の学生の学級集会の時のように機能する。

あなたは、大邸宅界の全経験を通じ楽園到達の栄光を浴したあなたの同胞の臨場に、ある意味では精霊的に気付いているが、折に触れ、彼らが本部の住まいで機能するとき実際にそれを知覚するということは、非常に壮快である。あなたには、精霊の真の視覚を取得するまでは自然には終局者の姿が浮かばないであろう。

すべての生存者は、第一大邸宅界において各自の出身惑星からの親の委員会の必要条件に合格しなければならない。現在のユランチア委員会は、思春期の年齢までの3人以上の子供を育てた人間の経験を持つ最近到着した12組の親から成る。この委員会における務めは、持ちまわりで原則としてわずか10年間である。親の経験に関しこれらの委員を満足し得ないものは全員が、ジェルーセム上の物質の息子の家庭における奉仕、または終局者の世界の試験育児室での奉仕においてさらなる資格を得なければならない。

しかし、親の経験の如何にかかわらず、試用育児室において成長している子をもつ大邸宅界の両親には、そのような子供の教育と訓練に関しモロンチア後見役と協力するあらゆる機会が与えられている。これらの両親は、1年あたり4回までのそこへの訪問の旅が許されている。そして、大邸宅界の両親が終局者世界への定期的な巡礼の旅毎に、自分達の物質の子を抱くのを観測することは、すべての上昇経歴の中で最も感動的に美しい光景の1つである。片親、あるいは両親共が、子供より先に大邸宅界を去るかもしれないとはいえ、しばらくの間、かなり頻繁に親と子は同年代なのである。

上昇する人間は誰も、物質界上、または後の終局者世界上、またはジェルーセム上での子育て—自身の、または他者の子—の経験から逃がれることはできない。父親は、ちょうど母と同様に確かにこの不可欠の経験を潜り抜けなければならない。子育ては主に母の任務であるというのは、ユランチアの現代人の不幸、かつ誤った概念である。子供は母親と同様に父親を必要とし、父親とは、母親がこの親としての経験を必要とするのと同程度にそれを必要としているのである。

2. 試験育児室

サタニアの幼児受け入れの学校は、ジェルーセムの変遷文化の1番目の球体である終局者世界に位置している。幼児受け入れのこれらの学校は、宇宙の記録上の個々の身分の達成前に、空間の進化の世界で死んだ者達を含む時間の子供の養育と訓練に打ち込む事業である。そのような子供の両親のいずれかが、または双方共が生存の場合、目標守護者は、モロンチア世界の試験育児室にいる大邸宅界の教師の手にこの未発達の魂を届ける責任を課し、同伴する天使童子を子供の潜在的独自性の後見役として任命する。

後に残されたこの同じ天使童子は、大邸宅界の教師として、メルキゼデク系の指揮下において、終局者の試験的被後見者の訓練のためにそれほどまでに大規模な教育機関を維持している。終局者の被後見者は、すなわち上昇する人間の幼児は、常に再生の可能性を除く死の時点での彼らの正確な肉体状況において人格化される。この目覚めは、第一大邸宅界への親の到着の正確な時間に起こる。次に、これらの子供には、死が折悪しく経歴を終了させた世界でそのような選択をさせられると同様に天の道を選ぶために、第一大邸宅界でのように、あらゆる機会が与えられる。

試験生物は、育児世界上において調整者が時間の世界上と同じようにこれらの物質の子に宿るためにやって来るので、調整者を伴っているかどうかに従って分類される。前調整者時代の子供は、1歳からおよそ5歳以下までの年齢範囲か、または調整者の到着時のその年齢の5人の子供のいる家族の中で世話がされる。

思考調整者を持つ、但し、死の前に楽園経歴に関する選択をしていない進化世界のすべての子供らもまた、体制の終局者世界において再個人化され、そこで調整者なしで到着したものの後に道徳的選択の必要な年齢到達後に神秘訓戒者を受け入れるそれらの幼子らがするように物質の息子とその仲間の家族の中で同じく成長する。

6歳から14歳までの調整者-内住の終局者世界の子供と若者もまた、5人の子供のいる家族で育てられる。大体においてこれらの家族は、6歳、8歳、10歳、12歳、14歳の子供をもつ。最終的選択がなされたならば、16歳以降は、いつでも第一大邸宅界に移動し、各自の楽園上昇を始める。一部の者達は、この年齢以前に選択をし、上昇球体に進んでいくが、ユランチア標準年齢による16歳未満の子供は、ほとんど大邸宅界においては見かけられないであろう。

忠実なスポーナーギアが若者の物理的必要性を満足させる一方で、後見熾天使は、ちょうど彼らが精霊的に進化の惑星で人間に奉仕するように終局者世界の試験育児室のこれらの若者の世話をする。これらの子供は、自らの最終選択をするそのような時まで変遷世界において成長するのである。

物質生命がその行程を走行し終えたとき、上昇生活への選択がなされていなかったならば、または時間の子供が確実にハヴォーナ冒険をしないと決めるならば、死は、自動的に彼らの試験経歴を終わらせる。そのような事例へのいかなる裁決、審判もない。そのような2度目の死からの何の復活もない。彼らは、単にまるで存在しなかったかのようになる。

しかし、楽園の完全性の道を選ぶならば、それらは、すぐにそれらの多くが、ハヴォーナ上昇にある各自の両親との合流に間に合うように到着する第一大邸宅界への移動に備える。ハヴォーナを通過し神格に到達後、人間が起源のこれらの救出された魂は、楽園へ上昇する永久公民を構成する。人間誕生世界での貴重で不可欠の進化的経験を奪われたこれらの子は、終局者部隊には召集されない。

3. 第一大邸宅界

復活した人間の生存者は、大邸宅界において死に取って代わった中止したところから人生を再開する。あなたは、ユランチアから第一大邸宅界へ行くとかなりの変化に気付くのだが、もしより正常で進歩的な時間の球体から来たのであれば、異なる肉体を所有していたという事実を除き、違いにはほとんど気づかないであろうに。生身の人間の住まいは、その誕生の世界に残されてきたのである。

第一大邸宅界における全活動のまさにその中心は、復活の大広間、人格集合の巨大な寺院である。この巨大な構造物は、熾天使の目標の守護者、思考調整者、復活の大天使の主要な集合場所で構成されている。また生命運搬者は、死者の復活においてこれらの天の存在体と共に機能する。

物質的段階から精霊の段階に変えられるとき人間の心についての謄本、調査書、と創造物記憶の活性の原型は、離れた思考調整者の個々の所有にある。心、記憶、および創造物の人格のこれらの精霊化の要素は、いつまでも、そのような調整者の一部である。創造物の心の基盤と個性の不活性の可能性は、熾天使の目標の守護者の管理に委ねられるモロンチア魂に臨場している。そして、それは、創造物の人格を組み立て直し、眠っている生存者の復活を構成する熾天使のモロンチア魂の委託と調整者の精霊心の委託の再結合である。

人間起源の一過性の人格が、決してこのようにして組み立て直されなかったならば、生存しない必滅の創造物の精霊要素は、かつての内住する調整者個々の経験上の贈与の不可欠部分としていつまでも続くであろう。

新たなる生命の寺院から放射状の7つの翼が、つまり人類の復活の大広間が広がっている。これらの各構造物は、時間の7人種の中の1つの組み立てにあてられる。これらの7つの各翼には100万名もの個人のための目覚めの部屋として用を果たす円形学級の集会所に各人格のための10万の復活室がある。これらの大広間は、後アダームの正常な世界の混合人種の人格組み立て室に囲まれている。特別の、あるいは天啓時代の復活に関して時間の個々の世界において採用されるかもしれない手法にかかわらず、実際の、そして完全な人格の真の、意識的再集会は、大邸宅界第一号の復活大広間において行われる。あなたは、これらの復活の朝の最初の目撃についての深い記憶の印象を未来永劫に思い出すであろう。

あなたは、復活の大広間から永久的住居が割り当てられるメルキゼデク系の領域へと進む。あなたは、それから自由な10日間に入る。あなたは、自由に新しい家のすぐ近くを探検したり、目の前に待ち受けている予定に慣れたりすることができる。また、あなたには、登録を参照し、これらの世界に先に行ったかもしれない愛するものたちや他の地球の友人を訪問するというあなたの願望を満足させる時間がある。大邸宅界は単なる拘留惑星ではなく、実際の訓練球体であるので、あなたは、10日間の余暇の終わりに楽園旅行における第2段階にとり掛かる。

あなたは、大邸宅界第一号において、(あるいは、上級の進行状況の場合には別のものにおいて)、死によって中断された正確な段階であなたの知的訓練と精霊的開発を再開する。人間は、惑星での死、あるいは移動と大邸宅界における復活の時間の間では、生存事実を経験することを別にしては、絶対に何も獲得はしない。あなたは、こちらで中止したまさに同じところからあちらで始めるのである。

大邸宅界第一号の経験のほぼ全体は、欠陥の補足活動に関係する。最初の拘留球体に到着する生存者は、被創造物の個性の多くの、しかもそのような様々な欠陥と人間の経験での欠落を示すので、領域の主要な活動は、時間と空間の物質的進化世界における生身の生活おけるこれらの多種多様の遺産の修正と矯正に集中する。

大邸宅界第一号における滞在は、人間の生存者を正常な進化世界における少なくとも後アダームの天啓時代の段階まで発展するように設計されている。精霊的に、もちろん、大邸宅界の学生は、単なる人間発達のそのような状態のずっと先にいる。

あなたが、もし大邸宅界第一号に引き止められることになっていないならば、10日間の終わりに移動睡眠に入り、世界第二号に進むであろうし、その後は10日毎に、あなたの任務の世界に到着するまで前進するであろう。

第一大邸宅界行政の7個の主要な円の中心には、上昇する人間に割り当てられた個人的案内役であるモロンチア同志の寺院がある。これらの同志は、地方宇宙の母なる精霊の子孫であり、その中の数百万名は、サタニアのモロンチア世界にいる。あなたは、集団の同志として割り当てられたそれらは別として、通訳、翻訳者、構築物管理者、および小旅行監督と多々関係するであろう。また、これらの同志は皆、モロンチアの体内のあなたの心と精霊の人格要素の開発に関係があるもの達に最も協力的である。

あなたが、第一大邸宅界で始ると、上昇する1,000名の人間ごとに1名のモロンチア同志が割り当てられるが、あなたは、7大邸宅球体全体を進むにつれ、より大勢に遭遇するであろう。これらの美しく万能の存在体は、親しみやすい仲間であり魅力的な案内役である。彼らは、それらの、各自の、衛星世界を含む変遷文化球体の個人、または選抜集団のいずれにも自由に伴うことができる。彼らは、上昇する人間すべての小旅行案内役と余暇仲間である。彼らは、しばしばジェルーセムへの定期的訪問で生存者集団に伴うし、しかも、それらは住居用の住まいと体制本部間の往復を自由に旅するので、あなたは、そこにいるときはいつでも体制首都の登録部門に行くことができ、全7大邸宅界からの上昇する人間に会える。

4. 第二大邸宅界

あなたが完全に大邸宅界の生活に入るのはこの球体においてである。モロンチア生活の組分けが、具体化し始める。作業部会と社会的組織は、機能し始め、共同体は、公式の様相を呈し、前進している人間は、新しい社会系列と政治上の整理を開始する。

精霊融合の生存者は、調整者融合の上昇する人間と共有の大邸世界にいる。様々な天の生命体の系列は異なるが、それらは皆が、打ち解けて兄弟のようである。あなたは、人間の思いやりのない階級制度の不寛容と差別に匹敵するものを上昇の全世界に何も見つけないであろう。

あなたが1つずつ昇るにつれ、大邸宅界は、前進している生存者のモロンチア同志の活動でより混雑するようになる。あなたは、前に進むにつれ、ジェルーセムの特徴が、大邸宅界にますます多く追加されるのを認識するであろう。ガラスの海は、第二大邸宅界にその姿を見せる。

新たに生み出され相応に調整されたモロンチアの肉体は、一大邸宅界から他の大邸宅界への各上昇時に獲得される。思考調整者が、大邸宅界間での移動睡眠の間あなたを置き去りにしないこと以外は、あなたは、熾天使の輸送で寝つき、あなたが最初に大邸宅界第一号に到着時と同じように復活の大広間で新しいが未発達の肉体で目覚める。あなたが進化世界から最初の大邸宅界へと一旦通り過ぎると、あなたの人格は、そのままである。

あなたの調整者の記憶は、あなたがモロンチア生活を昇るにつれ、完全にそのままで残っている。だが価値があり、生存価値のあるあなたの精神生活におけるすべては、を除く、純粋に動物的で完全に物質的であったそれらの精神的つながりは、物理的な脳とともに自然に滅びたが、調整者により対応物が作られ、また、個人的な記憶の一部として上昇経歴中ずっと保有される。あなたが、1大邸宅から他の大邸宅へと、そして宇宙の1区域から他の区域へと—楽園にさえ—進むにつれ、あなたは、すべての価値ある自身の経験を意識するであろう。

あなたは、モロンチアの肉体をもっているとはいえ、これらの7つの全世界で、食べて、飲んで、休息し続ける。あなたは、モロンチアの食物系列を、つまり物質界では知られていない生けるエネルギー群を摂取する。食物と水の両方が、モロンチアの肉体に完全に取り込まれる。残余の廃棄物は何もない。止まって、考えなさい。大邸宅界第一号は、モロンチア体制の初期の始まりを提示している非常に物質的な球体である。あなたはまだ、人間に近く、人間生活の限られた観点からあまり遠くにはいないが、それぞれの世界は、明確な進歩を明らかにしている。あなたは、球体から球体へとより物質的でなくなり、より知的に、そしてわずかに精霊的になる。精霊的進歩は、これらの進歩的な7世界のうち最後の3世界において最大である。

生物上の欠陥は、第一大邸宅界で主に埋め合わせがなされる。そこでは、性生活、家族のつながり、および親の機能に関する惑星経験における欠陥は、修正されたるか、またはジェルーセムの物質の息子の家族間での将来の調整のために計画された。

大邸宅界第二号は、より具体的に知的闘争の全局面の除去とすべての種類の精神的不調和の療法に備える。第一大邸宅界で始められるモロンチアモタの意味を習得する努力は、ここではより真剣に継続されている。大邸宅界第二号における発展は、理想的な進化世界の後権威の息子の文化の知的状態と比較される。

5. 第三大邸宅界

大邸宅界第三号は、大邸宅界の教師の本部である。教師たちは、全7大邸宅球体で機能するが、世界第三号の学校の領域の中心にそれぞれの本部を維持する。大邸宅界とより高度のモロンチア世界にはこれらの何百万人もの教官がいる。これらの上級の、栄光の天使童子は、モロンチア教師として大邸宅界から地方宇宙の上昇訓練の最後の球体までずっと役目を果たす。送別の時、つまり、あなたが、自分の起源の宇宙に別れを告げる時が近くなるときに、—少なくともいくつかの期間—超宇宙の小領域の受信世界への移動のために熾天使化するときに、慈愛深い別れを最後に告げるものの中にそれらはいるであろう。

第一大邸宅界に滞在中、あなたには、最初の変遷世界を、すなわち終局者の本部、および未発達の進化の子供の養育のための体制の試験育児室を訪れる許可がある。あなたは、大邸宅界第二号に到着すると、全サタニアのモロンチア監督の本部と様々のモロンチア系列のための職業訓練所が設けられている変遷世界第二号を訪問するために定期的に許可を受ける。あなたには、大邸宅界第三号に達すると、すぐに第三変遷球体、すなわち天使の系列の本部とそれらの様々な体制職業訓練所の郷里を訪問する許可が与えられる。この世からのジェルーセムへの訪問は、前進している人間にとりますます有益であり、絶えず興味を高めるものである。

大邸宅界第三号は、人間誕生世界の肉体からの解放に先立つこれらの文化回路の同等物を作ら、到らなかったもの全員のための素晴らしい個人的達成と社会的達成の世界である。この球体においては、より積極的な育英事業が始められる。最初の2大邸宅界の訓練は、肉体の生活経験の補足に関係があるという点において欠陥的の—負の—性質のものである。この第三大邸宅界における生存者にり、それぞれの進歩的モロンチアの教養が本格的に始まる。この訓練の主要目的は、モロンチアモタと人間の論理の相関関係、つまりモロンチアモタと人間の哲学の等位についての理解を高めることである。生残する人間は、いま正しい形而上学に関する実用的な洞察を習得する。これは、宇宙の意味と宇宙相互関係についての知的理解への真の序論である。第三大邸宅界の文化は、通常の棲息惑星の後贈与の息子の時代の性質を帯びている。

6. 第四大邸宅界

あなたは、第四大邸宅界到着時点で申し分なくモロンチア経歴を始めたのである。あなたは、初期の物質的存在からはるばる前進してきた。今、あなたには、変遷世界第四号への訪問許可が与えられ、そこで輝く宵の明星を含む超天使の本部と職業訓練所についてよく理解するようになる。モロンチア訪問者は、変遷世界第四号のこれらの超天使の尽力によりジェルーセムへの定期的訪問の間、神の息子の様々な系列に至極近づくことができる。というのも、本部世界へのこれらの繰り返しの訪問の際、体制首都の新部門が、前進している人間に徐々に開いているのであるから。新たな壮大さが、次第にこれらの上昇者の広がりつつある心で展開されていく。

個々の上昇者が、第四号大邸宅界でモロンチア生活の集団作業と階級機能に自分の場所をより適切に見つける。上昇者は、ここで放送と地方宇宙の教養と進歩の他の局面について増加する高い評価を育成する。

上昇する人間が、本当に最初のモロンチア創造物の真の社会生活の要求と喜びに導き入れられるのは、世界第四号における訓練期間中である。また、進化の創造物にとっての栄達にも身勝手な征服にも基づかない社会的活動に参加することは、誠に新しい経験である。新たな社会秩序が、つまり双互の好意的評価からくる理解ある共感、相互奉仕の寡欲な愛、そして共通、かつ最高の目標—信心深く神のような完全性の楽園目標—の認識からくる圧倒的動機に基づく社会秩序が導入される。上昇者すべてが、神を知り、神を明らかにし、神を探し、神を見つける自意識をもつようになる。

この第四大邸宅界の知的文化と社会文化は、通常発展の惑星における後の師としての息子時代の精神生活と社会生活に匹敵している。精霊的状態は、そのような人間分配に大いに先んじている。

7. 第五大邸宅界

第五大邸宅界への輸送は、モロンチア前進者の生活における前方への大幅な一歩を意味する。この世界における経験は、本物のジェルーセムの生活の前触れである。忠誠な進化世界の惑星は、自然の発展の間この段階に尋常に進むことができるので、あなたは、ここで忠誠な進化世界の高度の目標に気づき始める。この大邸宅界の文化は、一般的に、正常の発展的前進の惑星の光と生命の初期の時代のものと一致している。そして、あなたは、このことから、時々これらの進化世界に生息する非常に洗練され進歩的な型の存在体が、1つの、あるいはそれ以上の大邸宅球体の通過から、あるいは全大邸宅球体の通過からさえ免除されるよう取り計らわれている理由を理解することができる。

あなたは、第四大邸宅界を去る前に地方宇宙の言語を習得し、いまはジェルーセム到着前に在留資格をもち2言語に堪能であるように、ユヴァーサの言葉に磨きをかけるためにより多くの時間を割いている。すべての上昇する人間は、体制本部からハヴォーナまでは2言語を話す。また単に超宇宙の語彙を拡大する必要があり、さらに楽園での住居のための追加拡大が必要とされる。

巡礼者は、大邸宅界第五号への到着時に、対応する番号の変遷世界、すなわち息子の本部を訪問する許可が与えられる。ここで、上昇する人間は、神の息子の資格をもつ様々な集団と個人的に親しくなる。上昇する人間は、これらのずば抜けた存在について聞き知っていたし、ジェルーセムで既にそれらに接触してはいたものの、今、実際にそれらを知るようになる。

あなたは、第五大邸宅界上で星座研究世界について学び始める。あなたは、ここであなたにその後の星座滞在のための準備をさせる最初の教官に会う。この一層の準備は、第六と第七世界でも続くが、最後の仕上げは、上昇する人間のジェルーセム区域で補われる。

真の宇宙意識の誕生は、大邸宅界第五号で起こる。あなたは宇宙に関心をもつようになっている。これは、実に広がる地平線の時である。驚くほど壮大かつ崇高で神性の目標が、進歩的楽園上昇を終了するすべてのものを待ち受けるということが、上昇する人間の拡大していく心に明らかになりつつあり、進歩的楽園上昇は、それほどまでに苦心して、だが嬉々として、しかも幸先よく始められていたのであった。平均的人間の上昇者は、ほぼこの時点でハヴォーナ上昇に対する誠実な経験上の熱意を表し始める。学習は自発的に、寡欲な奉仕は自然に、崇拝は自発的になりつつある。本物のモロンチアの個性が芽生えている。本物のモロンチア創造物が展開している。

8. 第六大邸宅界

この球体の一時逗留者は、これらの天の存在体の多くを想像できないものの、そこで超宇宙の高度の精霊に関してさらに学ぶ変遷世界第六号への訪問が許されている。また、ここで、地方宇宙のモロンチア訓練からの卒業に間髪を入れずに続く将来の精霊経歴における自分達の最初の授業を受ける。

体制君主補佐は、頻繁にの世界を訪問し、また初期の指示が、宇宙行政の手法でここで始められる。宇宙全体の業務を擁する最初の教育が、いま伝えられる。

これは上昇する人間にとり輝かしい時代であり、また、たいていは、人間の心と神性調整者の完全な融合を目撃する。この融合は、可能性の点においては以前に起こったかもしれないが、実際の働く同一性は、第五大邸宅界における滞在時まで、または第六大邸宅界においてさえ、しばしば達成されない。

永遠の神性調整者との不滅の魂の結合は、復活した生存者の場合は監督している超天使の呼び集める熾天使により、また3日目の審判行くそれらものの場合は、記録の大天使の呼び集める熾天使によりはっきりと示される。次には、そのような生存者のモロンチア同志の面前で、これらの承認の使者は言う。「これは私の心にかなう愛する息子である」と。この簡単な儀式は、楽園奉仕の永遠の経歴へと上昇する人間の入場を特徴づける。

新たなモロンチア存在体は、調整者融合の確認があり次第、その新しい名前で初めて仲間に紹介され、自身と心を通じ合いわせ、ハヴォーナへの任意の経路のいずれか1つを選び、楽園到達の特異な手法から選択する間、通常の全活動からの40日間の精霊的休暇が与えられる。

しかし、これらの輝かしい存在体は、まだ大なり小なり物質的である。真の精霊であるにはほど遠い。新しいモロンチア存在体は、どちらかと言うと超人間であり、精霊的にはまだ天使よりも劣性である。しかし、それらは実に驚異の創造物になっているのである。

世界第六号上での滞在中の大邸宅界の学生は、光と生命の最初の段階を越えて順当にに発展した進化世界を特徴づける昂揚的発達に匹敵する身分を獲得する。この大邸宅界における社会組織は、高水準のものである。これらの世界を一つずつ昇るにつれ、人間の特質の影は、次第に少なくなる。惑星の動物起源の粗雑な痕跡を後に残していくにつれ、あなたはますます魅力的になっていく。「大きな苦難を潜って来ること」は、栄光に輝く必滅者が、非常に親切かつ理解ある、またじつに同情的で許容的になるのに役立つのである。

9. 第七大邸宅界

この球体における経験は、即座の後人間の経歴の頂点の達成である。あなたは、ここでの滞在中、ジェルーセムでの居留のために準備するあなたの課題において協力する多くの教師全員の指示を受けるであろう。孤立し発達の遅れた世界出身の人間と、より高度で進んだ球体からの生存者の間の認識可能のいかなる違いも、事実上、第七大邸宅界に滞在中に取り除かれる。ここにおいて、不運な遺伝、不健康な環境、不精霊的惑星傾向の残物全てが、あなたから一掃されるであろう。「野獣の印」の最後の残物は、ここにおいて根絶される。

大邸宅第七号に滞在中、変遷世界第七号、つまり宇宙なる父の世界への訪問許可が与えられる。ここで、あなたは、まだ見たことのない父の新たでより精霊的な崇拝を、つまりあなたの長い上昇経歴全行程においてさらなる追求習慣を始める。あなたは、過渡的文化のこの世界において父の寺院を見つけはするが、父を見ることはない。

今、ジェルーセムへ向けての卒業のために集団編成が始まる。あなたは、個人として世界から世界へ行ってしまったが、いまは集団でのジェルーセムへの出発準備をする。上昇者は、地球の遅々とした1名の仲間、あるいは大邸宅界の作業団体が、自分に追いつく可能性のために、一定の限界内で、第七大邸宅界での滞在を選べはするのだが、、、。

第七大邸宅界の職員は、居住身分をもつあなたのジェルーセムへの出発を目撃するためにガラスの海に集合する。あなたは、数百回、あるいは数千回となくジェルーセムを訪問したことがあったかもしれないが、いつも客としてであった。あなたは、かつて上昇する人間として大邸宅界経歴全体に永遠の送れを告げる仲間の集団とともに体制首都に向けて一度も進んだことがなかった。あなたは、間もなくジェルーセム公民として本部世界の専用受け入れ場で歓迎されるであろう。

あなたは、第七非物質化世界での最初から最後までの自身の進歩を大いに楽しむであろう。それらは、じつに非物質化の球体である。第一大邸宅界におけるあなたは、大部分が人間である。すなわち、単に物質の肉体をもたない必滅の存在体、モロンチアの型に収容される人間の心—血肉の人間の家ではなく、モロンチア界の物質的肉体である。あなたは、実際に調整者融合時点で必滅の状態から不滅の状態へと通過し、ジェルーセム経歴を終え切るその時までには、完全なモロンチア体になるであろう。

10. ジェルーセム公民権

大邸宅世界卒業生からなる新しい組の受け入れが、全ジェルーセムにとり歓迎委員会として集合する合図である。スポーナーギア系でさえも、惑星の競争を走り、大邸宅世界進行を終えたもの、進化の起源をもつ意気揚々の上昇者の到着を楽しむ。物理制御者とモロンチアの力の監督者だけが、この喜びの機会に参加していない。

啓示者ヨハネは、第七大邸宅界から人間にとっての最初の天国、つまりジェルーセムの栄光へと前進する人間の組の到着光景を見た。啓示者ヨハネは記録した。「私は、まるで火の交じるガラスの海のようなものを見た。そして、ガラスの海に立ち、神の竪琴を手にし、人間の恐怖と死から救出の歌を歌っているもの達を、元々は自分達の中にあった獣に対して、大邸宅界中に存続し続けていたその像に対して、最終的には最後の印と痕跡に対して勝利を獲得したもの達を見た。」(宇宙の完成された通信は、これらのすべての世界で利用可能である。また、そのような通信のいかなる場所でのあなたの受信は、宇宙通信受信への未熟なモロンチア知覚の構造を直接に調整できない欠陥を補うモロンチアの工夫である「神の竪琴」を持ち運ぶことにより可能にされる。)

パウーロスもまた、ジェルーセムで人間を完成させる上昇の公民部隊観を有し、次のように書いている。「しかし、あなたはシオン山に、天のエルサレムである生ける神の都に、無数の天使の一行のもとに、マイケルの壮大な集会に、そして、完全にされた義人の精霊のところに来た。」

人間は、体制本部に住居を獲得後、もはや文字通りの復活は経験しないであろう。大邸宅界からの出発の際に与えられたモロンチアの型といったようなものは、地方宇宙経験の終わりまであなたに役立つであろう。時々変更は行われるが、あなたは、上昇文化と精霊訓練の超宇宙世界への移動に向けての第一段階の精霊準備として現れる際にそれに別れを告げるまでは、この同じ型を保有するであろう。

大邸宅の全経歴を通過するそれらの人間は、調整睡眠と復活の目覚めを7度経験する。しかし、最後の復活の大広間、つまり最終の目覚めの間は、第七大邸宅界にとり残された。もはや、型の変更というものは、意識の消滅、あるいは個人の記憶の連続性における中断を必要としないであろう。

進化世界で開始され、そして肉体に住まわせた—神秘訓戒者が内住し、真実の精霊が努力を注ぎ込んだ—人間の人格は、そのようなジェルーセム公民は、エデンチアに向けての認可が与えられ、ネバドンのモロンチア部隊の真正の構成員—調整者提携の不滅の生存者、楽園上昇者、モロンチア身分の人格、およびいと高きものの本当の子供—であると宣言されるその日までは、完全に動員され、認識され、統一されたりはしない。

人間の死は、肉体の物質生活からの逃避手段である。そして、修正的訓練と教養教育の7世界をへる進歩生活の大邸宅界経験は、進化の物質的存在、そして永遠の入り口到達を予定されている時間の上昇者のより高い精霊到達の間にある過渡的生活であるモロンチア経歴への人間生存者の導入を表す。

[輝く宵の明星による後援]

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